09.Jul.2009
南部アフリカの沿岸部に生息するケープペンギン。
ケープ半島の東岸、フォルス湾のボルダーズビーチに大きな繁殖地があり、
砂浜に掘られた穴や、岩の隙間、茂みなどを巣としています。
他の種類のペンギンと同様に、夫婦の絆は強く、抱卵、育児は夫婦が交代で行います。
雛は、喉と腹の白い部分を除き、全身が灰色の羽毛に覆われ、大人と比べると、ふっくらした体形をしていました。
こんなに可愛いのに性格は攻撃的で、巣に近づく者は、フリッパー（羽）で叩くそうです。
英名ではアフリカペンギンで、ロバのような鳴き声をする為、ジャッカスペンギンと呼ばれることもあります。
オフライン版の大航海時代�兇任蓮�発見者のレオン・フェレロ（前作の主人公）に因んだ、レオンペンギンという名前になっていたのですが、GVOでは正しい名前になっていて安心しました。
マゼランの名前が由来となったマゼランペンギンのように、作中の人物の名前を付けたかったんでしょうかね？
ケープペンギンは、パタゴニアに生息するマゼランペンギンや、南米西岸に生息するフンボルトペンギン、ガラパゴスペンギンと同種であると言われています。
前にフンボルトペンギンは見たことがあったのですが、模様に僅かな違いがあるだけで、外見はそっくりでした。
現在、確認されているケープペンギンは4万羽程で、この半世紀で24万羽も減少しているそうです。
これは、タンカー事故による原油の流出や、人間による魚の乱獲、また温暖化によって海流が変わり、餌となる魚が減っていることが原因と見られています。