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トロイ王家の財宝

プリアモス王の財宝

プリアモス王の財宝として知られていますが、シュリーマンが発掘した、この財宝は、
第2市からの出土品です。
第7市の層に戦の痕跡が見つかっており、トロイ戦争は第7市の時代に起きたとみられています。
それが正しければ、時代が一致しないので、この財宝は、プリアモス王の物ではないということになりますね。
トロイ戦争は複数回起きていたという説もありますが、今となっては真実は判りません。


プリアモス王の財宝第2市の時代は、約4500〜4200年前。
そんな時代から、装飾品を加工する技術や美意識があったんですね。
第2市から出土した他の遺物と比べ、洗練されており、王家の財宝というのは間違いないと思います。

写真は、イスタンブール考古学博物館に展示されている財宝の一部。
写真左上の財宝を身に付けた女性は、シュリーマンの妻ソフィアです。

シュリーマンがドイツに持ち帰った財宝は、第二次大戦中に所在不明となっていましたが、その後、ロシアで発見されました。
現在は、モスクワのプーシキン美術館に展示されていますが、トルコとドイツも所有権を主張しています。
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