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大王の逸話

アレクサンドロス大王の剣

紀元前12世紀頃、鉄の武具により小アジア(アナトリア半島)を席捲したヒッタイトが滅亡し、それに変わって、中部アナトリアにフリギア王国が興りました。

『王は牛車で訪れる』という神託の後、偶然、そこを通りかかった貧しい農夫のゴルディアスが初代フリギア王となったと、ギリシャ神話では伝えられています。
(ゴルディアスの息子で2代目の王が、ロバの耳などで有名なミダス王です。)

ゴルディオンゴルディアスは、フリギアの都ゴルディオンを築き、その神殿に牛車を奉納し、特殊な方法で結びつけました。

その後、『この結び目を解く者がアジアを支配する』との神託が下り、
それから数百年、幾多の勇者がこれに挑んできましたが、誰も結び目を解くことができませんでした。


紀元前333年、アナトリア半島へ遠征したアレクサンドロス大王は、ゴルディオンを制圧した際、家臣から、この結び目の話を聞きました。
牛車の前に立った大王は、結び目を解こうとはせず、剣を抜いてロープを一刀両断にしたと言います。

これが、このクエストでも語られる『ゴルディアスの結び目』という有名な逸話です。
史実か創作かはわかりませんが、大王の人物像が伺えるエピソードですね。
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