18.Jul.2009
オーストラリアの北部にはクロコダイルが多く生息し、ワニ注意の標識もあちらこちらにたてられています。
オーストラリアには、淡水に生息するフレッシュウォーター・クロコダイルと、海水・淡水の両方で生息することができるソルトウォーター・クロコダイルの2種がいます。
フレッシュウォーター・クロコダイルは、体長3m程と小型で、GVOの説明文は、こちらを指していると思われます。
この種は、気性が穏やかで、人間を襲わないと言われており、
フレッシュウォーター・クロコダイルしか生息していない川では、遊泳も可。
一応、肉食だと言うのに、細かいことを気にしないオーストラリアならではです。
ソルトウォーター・クロコダイルは大型で、体長7mに達する個体もいます。
体格もがっちりしており、同じワニでも、細身のアリゲーターやカイマンと比べると、遥かに大きく感じられます。
気性は獰猛で、人間を捕食することもあり、人食いワニと恐れられています。
ソルトウォーター・クロコダイルは、別名イリエワニと呼ばれ、日本ではこちらの名前の方が通っているかもしれません。
この名前は、縄張り争いに敗れた幼体のクロコダイルが、川を下って入り江に出ることに因んでいます。
海へ出たクロコダイルは、アラフラ海を越えて、広く東南アジアまで分布しています。
『大河に潜む獣』というクエストで、ナイルワニが別の発見物とされていますが、こちらもアフリカの河川等に生息するクロコダイルです。