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水位計測器の地図

ナイロメーター

ナイロメーター写真は、ナイル川上流のアギルキア島にあるイシス神殿のナイロメーター。
古代エジプト・プトレマイオス朝(約2300〜2000年前)に作られた物です。
元々はフィラエ島にあった遺跡でしたが、アスワン・ダムの建造により一部が水没してしまい、アスワン・ハイ・ダムの建造を機に、アメリカの資金援助により移築されました。

写真ではわかりづらいですが、遺跡から地下へ階段が伸び、ナイル川に通じています。
侵食により消えてしまっていますが、かつては壁面に目盛りが彫られていました。


イシス神殿とアスワン・ダム後期に造られた物は形状が違い、ドーム状の建物の柱に目盛りが彫られています。

ダムの建造により洪水は無くなりましたが、現在でも水位観測には使用されているそうです。

観光地にある古代のナイロメーターには、
目盛りの数字が現代のアラビア語になっている物があるようです。
観光客寄せにレリーフを作り直したんでしょうね。^^;


日本では、算用数字のことをアラビア数字と言いますが、実は間違い。
アラビア語にはアラビア文字の数字があるのです。
アラビア語は右から左に書きますが、数字だけは左から右に書きます。
数字と単位とで書く方向が違うので、道路標識を読む時には注意が必要です。
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