02.Aug.2009
オーストラリアの宝石と言えば、オーストラリアでのみ産出されるピンクダイヤですが、
ブラックオパールもまた、オーストラリアでのみ産出される宝石として有名です。
現在、世界のオパールの7割以上はオーストラリアで産出されており、GVOでも交易品に追加して欲しいところです。
その、オーストラリア産のオパールの7割を産出しているのが、オーストラリア中部の街クーバー・ペディです。
クーバー・ペディとは、土地のアボリジニの言葉で、『白人のもぐる穴』という意味があります。
ここは、夏には、気温が50度を超える地域。
オパールの採掘で出来た穴は、温度が一定しており、夏は涼しく、冬は暖かい為、人々が鉱山を住居にしてしまった街なんです。
現在は、エアコンが普及し、地表に家が増えましたが、蟻の巣のような地下室がある家が多く、街のあちこちに、地下から伸びた空気取りの煙突が突き出ています。
オパールの採掘は、悲喜交々。
何十年も地下に篭もって採掘しても、全くオパール層に当たらない人もいれば、僅かな期間でオパール層を見つけ、財を成す人もいます。
中には、オパール層が剥き出しになった壁の家で暮らしてる人もいるんですよ。
せっかくなので、オパール採掘に挑戦してみましたが、残念ながら、値段の安いホワイトオパールしか見つけることができませんでした。
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