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ギザのピラミッドの調査

ギザのピラミッド

今更、説明するまでもないギザのピラミッド。
これらが建造されたのは、古代エジプトでも初期の約4500年程前。古王国時代です。
古代人は、我々が考えるよりもずっと優れた知恵を持っていたんですね。


ギザのピラミッドギザといえば、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の3大ピラミッドとスフィンクスが有名ですが、
周囲には王妃のピラミッドと呼ばれる小型のピラミッド群や、墳墓群もあるんですよ。

クフ王のピラミッドは中腹に入口がありますが、カフラー王のピラミッドは外部から地下に続く入口があり、
中の構造もピラミッドによって様々です。

最大のピラミッドはクフ王の物ですが、頂上部分が崩れており、現状ではカフラー王の方が高くなっています。
カフラー王のピラミッドは上部に化粧石が残っているので、GVOのピラミッドはカフラー王の物ということになりますね。

メンカウラー王のピラミッドから、ギザ台地を南に30分程進むと、キザの全てのピラミッドを一望できる場所があり、お勧めです。
ここまで来ると他に観光客もいないので、浸れますよー。


階段ピラミッドギザから20km程南のサッカーラやダフシュールには、階段ピラミッドや屈折ピラミッド等があります。
これらは、ギザのピラミッドの試作版だったと言われています。

大きさはギザのピラミッドに劣りますが、
化粧石が多く残っている屈折ピラミッドは超キレイでした。


屈折ピラミッドこれらのピラミッドへはアクセスが悪く、個人旅行で行くのは少し大変。
でも、この辺りの人達は親切で、歩いている人がいると、車に相乗りさせてくれる習慣があるんです。
日本でも、移動手段を持たないお年寄りを、地域ぐるみで助け合う仕組みのある地域がありますが、途上国では当然のように行われているんですね。
この日は、炎天下を長時間歩いて、体力も限界だったので助かりました。


考古学者の多くは、一部の証拠だけを取り上げて、さも自説を真実のように語ります。
でも、他の証拠とすり合わせようとすると、どの説も矛盾だらけなんですよね。

全く証拠が無いのにもかかわらず、ピラミッドの建築方法を断定して語っている方もいましたが、
その内容が、秦始皇帝陵の建築方法と同じものだったなんてお粗末なこともありました…。

結果や名声を求めるあまり、こうなってしまうのでしょうか?
自説を斬新なものにする為に、あえて通説を否定する方もいますし、無理のある新説を打ち立てる方もいます。
それが報道され、間違った認識が植え付けられてしまっている人も多いのではないでしょうか。

夢のある説を発表して、考古学に関心を持つ人を増やしたという点においては評価できるのかもしれませんが、歴史が捻じ曲がって伝わってしまうのは困ったものです…。
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