08.Aug.2009
アクセスが悪く、観光開発が進んでいない西オーストラリア州の内陸部は、手付かずの大自然が残っています。
この地域に存在する風景の一つ一つが国立公園級で、空気が乾燥している為、星空の美しさも世界有数です。
この連続クエストの中で、度々、語られる、キンバリー台地の奥深くに存在する聖地
バングルバングル。
ウルルに匹敵する絶景ですが、GVOでは、クエスト中の情報のみで残念でした。
『バングル』とは、この地域のアボリジニの言葉で『砂の岩』という意味。
文字通り、風化した砂岩によって造られた地形です。
アボリジニの伝承で、このような奇岩群が存在していることは知られていましたが、
あまりに奥地にある為、発見できたのは、ほんの数十年前。
これよりも小規模ですが、似たような地形が先に発見されて、そこがバングルバングルと誤認されてしまい、国立公園に指定されるという珍事までありました。
ここを訪れることが出来るのは、干上がった川を道として利用できる乾季のみ。
一度、道を間違えると数百km迷い込んでしまうこともあるそうです。
遊覧飛行も出ていて、こちらも素晴しいそうですが、このスケールを体感するには実際に訪れるに限ります。
写真には一部しか写せませんが、実際は、この数十倍のパノラマで、このような奇岩が、奥へ延々と続いています。
また、世界で唯一ピンクダイヤが産出される、アーガイル鉱山もこの辺りにあります。
ピンジャラよりも、カカドゥに近い位置にありますが、行政区分では西オーストラリア州になることから、間違えてピンジャラの交易所に出してしまったんでしょうね…。
南アフリカのキンバリーで、ダイヤモンド鉱脈が発見されたことに由来し、ダイヤモンド層のことを
キンバーライト層と呼ぶようになったことを、以前、『不滅の星』の記事で書きました。
これは想像なのですが、キンバリー台地という地名は、ダイヤモンドが産出されることに因んでいるのかもしれませんね。
キンバーライト層と呼ぶようになったことを、以前、『不滅の星』の記事で書きました。
これは想像なのですが、キンバリー台地という地名は、ダイヤモンドが産出されることに因んでいるのかもしれませんね。